OCHA∞ME - walk on the boat (LPレコード) + 特典テープ
¥3,960 税込
The Go Team!、Linda Lindasなど現行のインディー好きから、ネオアコ、PUNK、Riot Grrrl、ポップカルチャーファンまで!!とびきりのポップネスとピュアネス、この時代を生きるためのエンパワーメントに溢れたメッセージを兼ね備えたバンド『OCHA∞ME』の初となるフルアルバムが完成!新曲を中心に、これまでの代表曲の再録、テイラー・スウィフトのカバーを含む全12曲!!
<商品情報>
アーティスト名 : OCHA∞ME
作品タイトル : walk on the boat
LABEL : safer/sound
品番 : SASO-001
価格 : ¥3,600 (税抜) / ¥3,960 (税込)
フォーマット : LP record 33rpm / mp3 DLcode封入
発売日 : 2025年1月22日
※発送は発売日付近になります。
song list
Side-A
A1 seven pack
A2 Jamboree
A3 Girls Color
A4 No Girlie Wrapping
A5 ageless
A6 サラダデイズ
Side-B
B1 walk on the boat
B2 モーニングルーティン
B3 You’ll never walk alone
B4 You Need To Calm Down (テイラー・スウィフト Cover)
B5 gradually
B6 Anarchy? Human Rights Attitude
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-カジヒデキによるアルバムコメント-
OCHA∞MEほどチャーミングなバンドはいない!
なんかアメリカの青春映画みたいな感じがグッと来るかな?
ソフィア・コッポラの作品やゴースト・ワールドのような終わらない青春感。
キュートな5人の女の子たちがユニゾンでガンガンに歌い叫びまくる!
もうそれだけで最高なのに、彼女たちは80’sのスリッツやドリー・ミクスチャーらのポストパンク、90’sのライオット・ガールのムーブメントと世界に飛び火したガールパワー、00’sのロックンロール・リヴァイバル以降の素晴らしいインディーロックの復権や、その喧騒の中登場した歌姫リリー・アレン (FUCK YOUをカバーしてる!)等々、様々な時代の最高な音楽やスピリットからの影響を強く感じさせてくれるのがもの凄く良い。
アルバムに収録されたテイラー・スウィフトのカバーが象徴するようにメジャーもマイナーも関係ないところも良い。
そう、このアルバムは最高だ!
物凄くリアルで、オリジナリティーに溢れている。
そのリアルさはメンバーそれぞれが他にも自身のバンドを組み活躍しているというのもある(密かにスーパーバンドだ!)
DJ活動をし音楽とファッションとカルチャーに溢れた生活をしているというのもあるだろう。
そしてOCHA∞MEのギタリストのひとりであるスガナミユウさんは以前からライブハウスの仕事をし、今は下北沢にご自身の『LIVE HAUS』を経営されている。
リアルな音楽は現場から生まれる!
そこから生まれるのはハッピーさだけじゃなく、切なさやエモさや苛立ちや怒りも内包している。
でもそれをめいいっぱいの『POP』で情熱的に表現しているからOCHA∞MEはカッコイイのだ!!
来年の春夏は様々なロックフェスOCHA∞MEのポップな音楽が鳴り響き、キッズたちが大暴れするシーンが今このアルバムを聴きながら僕の脳裏を駆け巡っている。
その瞬間を待ち望んでいるし、そんな世界が僕は最高だと思う!
カジヒデキ
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商品説明
OCHA∞MEは、東京を拠点に活動をするインディーロックバンド。
ban(vo)、キムキム(vo&tb)、つづみっこ(vo&dr)、ナッチャン(vo>)、Nutty Nuts(vo&key)、今泉K(ba)、スガナミユウ(gt)の7人組。
メンバーそれぞれの個性溢れる自由奔放なプレイと、ボーカル5人によるハーモニー・ユニゾンが魅力。
2024年までに、3枚の7インチレコードと、10inchレコード、短冊CD、CDミニアルバムを発表。LPフルアルバムは今回初となる。
今回の1stフルアルバムには、配信シングルとしてリリースされた楽曲、新曲を中心に、バンドの代表曲である「サラダデイズ」「Girls Color」をリアレンジ・新録。また、テイラー・スウィフトの「You Need To Calm Down」のカバーを収録した全12曲。音楽の楽しさに溢れた瑞々しい演奏と、アルバム全編に渡るグッドメロディとメッセージに心を鷲掴みにされる。
レコーディング・ミックスエンジニアは Studio REIMEI の Yusuke Shinma が担当。ジャケットアートワークは絵描きの山口法子氏、デザインはメンバーのつづみっこが手掛けている。
今回のLPは、OCHA∞MEのメンバーらが立ち上げた新たなレーベル『safer/sound』からのリリースとなります。
また、LP事前予約購入の方には特典としてカバー3曲を収録したtape (mp3 DLcode封入)が付属されます!!
OCHA∞MIX tape vol.1
side-A
「trouble - Shampoo」
「Paco y Carmela - Ginebras」
side-B
「ひざしの奥のハッピーハート - Bust A Move 2 ダンス天国MIXより Shortyのテーマ」
OCHA∞MEは、2021年公開の映画『サマーフィルムにのって』の挿入歌を書き下ろし、2024年にはハロー!プロジェクトのトリピュートアルバムにも参加。また、『魔法の天使 クリィミーマミ』の声として知られる太田貴子の新作アルバムにもバンドとして参加している。
ライブではこれまでに、柴田聡子、カジヒデキ、ビリー・ブレムナー (ex.Rockpile)、Spampinato Brothers (ex.NRBQ)らと共演。
メンバーはそれぞれ、つづみっこ(HAZY SOUR CHERRY)、キムキム (ジャポニカソングサンバンチ, Galaxy Midnight Wanderers)、ナッチャン (MEGA X)、今泉K (MEGA X, MOOS)、スガナミユウ (MOOS, Thiiird Place, Galaxy Midnight Wanderers)にも在籍。banと Nutty Nuts (POP Help the Grrrl)はDJとしても活動中。
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-多屋 澄礼 Sumire Tayaによるアルバムレビュー)-
Sign Of The Time
一昔前にはまかり通っていた性差別から私たちは解放され、どんなカルチャーに於いてもジェンダーレスが謳われる時代がやってきた。時代が目まぐるしく変化する中でも、実際は女性が音楽活動を続けるのは一苦労も二苦労もあるなと体感することが多い。(自戒も込めて)未だにガールズバンドという括り方をしてしまうし、出産などのライフステージの変化によって活動を休止したり、音楽に時間を割くことを諦めたりするのは男性ではなく、圧倒的に女性が多い。だからといって私たちは決して幻滅したり、音楽を好きな気持ちを諦めたりしたくはない。
様々な女性ミュージシャンの半生を綴った自著『フィメール・コンプレックス』(DU BOOKS)を出版してからもう10年近くが経つが、私たちが愛してやまない女性ミュージシャンたちはライフステージの壁に打ち当たり傷つきながらも、自らの人生の波に乗って活動を継続している。最近ではFairground Attractionのエディ・リーダーが奇跡の再来日ツアーを実現し、USインディーの砦であるローズ・メルバーグのThe Softiesは(なんと!)24年ぶりにアルバムをリリースし、今年のフジロックではキム・ゴードンが最高にエネルギッシュなステージで観客を魅了した。彼女たちの活躍は、年齢も国籍も違う私たちシスターフッドの背中をグッと押し、エンパワーしてくれることもあれば、時に優しく包み込んでくれる。
前置きが随分と長くなってしまったが、遂にOCHA∞MEのフルアルバムがリリースされることになって、一ファンとしてとても嬉しく思う。私が思いつく限り、しっかりと地に足をつけながら、DIYな女性たちが主導し、メンバー全員がパフォーマンスを全力で楽しんでいるバンドはOCHA∞ME以外に思いつかない。OCHA∞MEを推し続ける理由は数えきれないほどあるが、そのひとつは、自分たちのコミュニティをしっかりと作り上げ、それを留まることなくアップデートしているところだ。
ここ数年下北沢を取り巻く音楽コミュニティから個人的には離れてしまってはいるものの、OCHA∞ME、そして活動の拠点とするLIVE HAUSの界隈では、新旧入り混じったラインナップで独自のシーンが脈々と引き継がれていることがとても心強く、私自身いつも刺激され続けている。どんな時でも「そこに行けば何かワクワクすることがある」という期待を裏切らないのは、OCHA∞MEのギタリストであり、LIVE HAUS店長でもあるスガナミユウ君の存在が大きい。海外バンドのツアーがある時にまず相談する仲間はユウ君で、同世代で東京のインディーシーンをバンド、そしてライブハウスのオーナーとして支えてきた彼だからこそ、コミュニティを決して衰退させることなく継続して来れたのだと私は信じている(MAHOΩがどれだけ素晴らしいバンドだったか、私のDJチーム「Twee Grrrls Club」に与えていた影響などについても語りたい気持ちはあるけれど、文字制限もあるのでここでは割愛させていただく)。
”Girls Color”をはじめ、アルバム全体に漂うハッピーでエネルギッシュなムードは、本当にOCHA∞MEらしさが溢れていて超最高なのは言うまでもない感じだが、私たちが影響を受けたバンドたちの片鱗を作品の所々に感じ、心がギュッと掴まれるようなセンチメンタルな気持ちになったことも言及しておこう。”No Girlie Wrapping”からはドイツのインディポップバンドPop Tarts、”Jamboree”からはBow Wow Wow、”Anarchy?Human Rights Attitude”からは80’s フレンチインディー Les Calamités、それ以外にもThe Silly Pillows(OCHA∞ME好きなら”I Don’t Think I Am”は絶対に聴いてみてほしい!)、Los Campesinos!やMagic Kidsのような男女混合バンドをOCHA∞MEのサウンドから想起する。それと同時にThe Specialsのジェリー・ダマーズがプロデュースしたガールズ・スカバンドThe Body Snatchersや、そのメンバーが後に結成したThe Belle Starsのことを私は思い出す。今作には未収録だが、以前なりすレーベルからリリースした10”に収録され、ライブでも定番の”Girls Just Want To Have Fun”のカバーを初めて聴いた時の衝撃を、私は今でも忘れられない。その時もThe Belle Starsがカバーした”IKO IKO”や”The Clapping Song”と彼女たちを重ねて、胸の辺りがじんわりと熱くなったものだ。様々なバックグラウンドを持つ個性豊かな女性たちが一つのステージに立ち、”Sign Of The Time"を演奏するThe Belle Starsの映像を見る度に、私はOCHA∞MEのことを思い出し、ふたつのバンドが時代を超えてクロスオーバーする素晴らしさを噛み締める。
ライオットガールの精神を受け継ぎつつ、より現代的な文脈で社会との対話を試みるOCHA∞MEの姿勢はとても今っぽくて、至極自然体で魅力的だ。かつてステージに立った女性たちの思いや夢を宿しながら、常に新しい表現を模索し続けているOCHA∞MEの渾身のフルアルバムは、ノスタルジーと革新、親しみやすさと尖った精神、個人的な感情と社会的メッセージのバランスを絶妙に保ちながら、日本のインディーシーンに新たな可能性を示してくれるだろう。
多屋 澄礼(ディスクユニオン Girlside)
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